2008.09.02 Tue
母としょうこと屋根裏

実家の猫「しょうこ」がいなくなった。
昨日の夜、母から連絡が入る。
よく、脱走する猫ではあったが
飯時にはきちんと帰ってくる、ちゃっかりもんだ。
今回もいつものように、玄関ドアを10cm程開けて
帰ってくるのを待っていた。
だが、
いつまでたっても帰ってこない。
母は心配になり、近所を歩き回ってみた。
名前を呼びながら、時に手を叩き、
何度も同じ場所を探し回った。
うちの猫は、もともと家猫。
外猫にするつもりはない。
だが、奴は外が好きなようだ。
小さいうちから脱走魔のしょうこさん。
たまに、田んぼに落ちて帰ってくることもあった。
ドロドロのまま家に上がり込んで、
奴は平気で寝転がる。
私や母がご立腹なのもまったく関係ねぇ〜
超マイペースな猫様だ。
誰にでも媚びを売り、
可愛い可愛いと言われ慣れてる
生意気野郎。
目つきは悪いが、愛嬌がある為、
我が家を訪れる客人には大人気だ。
子供は苦手だが、
いなくなればすぐによってくる。
そして私が実家に帰ると、
必ず懐いてくる可愛いニャンコ♪
・・・・のはずだったが、奴も女。
最近は鈴夫にべったりだ。
(ふんっ、昔の恩を忘れおって・・・)
そんなうちの猫、
ばったもんアメショーのしょうこさんが、
いなくなって丸1日が経っていた。
母は、心配で心配で夜も眠れない。
しょうこがいなくなって2日目の昼時、
仏間で花を活けていると、
ギギギッギギギッ
と、床のきしむ音がする。
うちの実家は築50年以上は経ってる家。
所々、ガタがきていて、
床が浮いている危険地帯がかなりある。
(実は玄関前の洋間は、
床が抜けて、父が落ちたこともある)
だが、思った。
自分しかいないのに、誰がいるというのだ。
この床のきしむような音は上から聞こえてくる。
屋根裏だっ!!
(※我が家は平屋造り。
2階部分は屋根裏になり、急勾配の階段を昇って入ることができます。)
母は屋根裏に行ってみた。
するとあの音が、
ここから聞こえてくるということが、はっきりとわかった。
暗闇の中を懐中電灯で照らしてみる。
そして母は思ったことだろう。
たぶん、ココにしょうこがいるんだ。
いるはずだ、と。
大きな声で読んでみた。
「しょうこっ、しょうこっ」
ギギギッという音が止まった。
もう一度、
「しょうこっしょうこっ」
すると、
ドタンと大きな音がした。
母はこの天井に張り巡らされている床が不安定なことを知っていた。
まったく猫の鳴き声は聞こえないのだが、
絶対しょうこはここにいると何故かこのとき確信したらしい・・
でも姿はまったく見えない。
我が家の屋根裏に入って気づいたことだが、
部屋によって、天井の高さが違っているのだ。
一段低くなっている部屋には、
暗くて奥まで懐中電灯を当てることができない。
母は必死だった。
何としてでも、あの音がした場所まで行きたい。
だが、立って行くには危険すぎる。
重力が1点にあつまって床が抜けるかも知れない。
だったら、寝そべって行ってみようと母は思った。
そこらじゅう埃まみれの屋根裏で、
母は片手に懐中電灯、
もう片方の手に何故か落ちてた長ホウキを持って
少しずつ少しずつ進んで行った。
どれくらい時間が経ったのだろうか。
近づけば近づくほど聞こえてくる音。
ミシッ
ミシミシッ
1段下がったこの場所は、
いろんなものがひしめき合っていた。
これは何が入っていたの?と思えるほど、
大きな木製の入れ物。
その横には、竹でできたザル。
そしてその横にはビニールハウスでも作るのか?的な
何十にもまかれたビニールロール。
これを見て母は思った。
そうかっ、これは今は亡き姑の畑用具だ、
こんなとこにしまってあったのか。
そんなことを思いながらも、
例の付近に辿りついた。
そこには、
すのこのような板が4つ立てかけてあった。
よくみると・・・・2ヵ所程の空洞を発見。
懐中電灯でよく隅々まで照らしてみると、
そこに、
行方不明のしょうこがいたのだ。
しょうこの姿はところどころ埃とクモの巣まみれ。
もちろん、今の母も同様。
しょうこは4つのすのこらしき板に挟まって、
出てこれないようだった。
でも、なんらかの抵抗はしたのだろう。
木片が散らばっているようだ。
噛みついたような跡もある。
「あんた、何やってんの?!」
「ニャーぐらい云いなさいよっ!!」
「もう、ほんとにこんなところで・・・」
「心配するじゃないのっ」
母は、安心したのかそんなことを言いながら
すのこに手をかけた。
ガタンっ
ヤバイっ!!
すのこはもろかった。
少し力を入れただけで崩れていく・・・・
母は動けなくなっているしょうこに気をつけながら、
少しずつ少しずつ、板を剥がしていった。
そして、やっとしょうこに辿りつき、
「さぁっおいでっ」
と手をだすと、
すーーっと
何事もなかったように、
出口へと走っていった・・・
手を伸ばしたままの母、
ポツンと独り。
母、がっくし。
「あんにゃろぉっ(怒)」
母曰く、
「私があんなに苦労して、
怖い思いをして助けてやったのに、
何事もなかったように、
すっーーーと行ってしまうのよ、
それってどう思う?
こんなこと、信じられる?」
散々、愚痴を一通り言って、
最後に
「とまぁ、そんなことがあった訳だけど、
とりあえず見つかってよかったよ。」
と言って、電話を切られた。
おかん、お疲れ。

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| 鈴子のお気楽な日常 | 14:05 | comments:24 | trackbacks:0 | TOP↑






































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リンゴさま
>鈴夫さんも、
>女性(猫だけど)に甘えられて、
>悪い気はしないでしょうね〜。
いや・・・猫毛がついて若干迷惑気味(笑)
身内(私の家族)よりも、最近は他の人にくっついていきます。
匂いかな?それとも、身内に飽きた?
好奇心旺盛なのもいいが、
また厄介な場所にハマったりしないで欲しいものだ。
| ☆鈴子☆ | 2008/09/04 10:02 | URL |